かりんジュース
この柄は、ある会社で飲んだ
カリンジュースがとても美味しいなと思って、できた柄です。
これをコースターに縫製し、この会社の方に
感謝の気持ちをこめてプレゼントしました。
が・・・
その会社の飲み物がモチーフだったとしても、
作ってみてと言われたわけじゃないし、
コースターがほしいと言っていた訳ではないし、むしろ
あれもらっても使えなかっただろうなあ・・・と、
この柄もはじめて会社でプリントしてもらって、
嬉しすぎて、そのとき好きだった人に
頼まれてもないのに、あげていたなあ・・・と、
自分が楽しいことしか考えてなかったなあとおもいます。
これも大事なことでもあって、
まずは自分が楽しみ、
自分がイイ!
と思うことはとっても大切なのですが、
その上で、他人の役にたち、
喜んでくれなければ仕事として成立しません。
このときこの会社がコースターがなくて困っていたなら、
ほんとうに使えるものであれば、
その会社の役に立ったことになります。
「布をつくる仕事のよろこび」
っていうのは、
このとき自分が楽しんでやっていたこと
(作ったり、あげたり)を、
買ってもらった人に
楽しんでもらうことじゃないのかなと、
自然に思うようになりました。
服や、かばんや、寝具や、家庭での手作り、
生地を使って何かを作る人の、
創作意欲をいかにかきたてられるか。
どういう布があればそういう気持ちになるのか。
この楽しみを提供できた分だけ、
お金がもらえて仕事として成立するのだと思います。
できた布が自分の子供だとしたら、
親の勝手な理想をおしつけるのではなく、
子供がきめた将来の夢に対して、
精一杯応援してあげること、
みたいなかんじです。
私がそういう親に育てられたから
こう思うのかもしれませんが、
私はこの考えが気に入っています。
部屋のライトが北極星のようにうつりこんで、
水槽のにごりが雲海のように光を反射し、
なんともいえない宇宙感が!
・・・・これは、
水族館はおもしろいモチーフがたくさんで、
収集がつかなくなってきたので
しぼりにしぼって・・
しぼって・・・・
落選したアイデア
「サメと宇宙」です。
サメさん、残念!
またチャンスがあれば挑戦してみます★
先日ギフトショーでお会いした
陶風舎 松本さんの
刺し子の模様を陶器に施したシリーズ。
ひとつひとつ、
縫うようにスポイトで化粧土を絞りだしているそうです。
島根で制作されています。
土地柄と人柄がでていて、
やさしい色とフォルムがすてきだなあとおもいました。
ガラスとか陶器とか、
生地にはない立体造形のうつくしさに
あこがれます。
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