幅だしして生地が整ったら、巻き検反して、梱包して、完成です。
とうとう、おわりです。
スルスルと、
生地を揃えながら吸い上げていき、
引っぱりすぎないように間で一度落として、再び巻き上げて、
ちょうどよいテンションで流されてきた生地を目視でチェックし、
汚れやキズをチェックします。
一番下のところが前後し、生地が畳まれていきます。
検反のプロ、古田さんは、目視しながら前後の回数も数えて
ちょうど100m~くらいになるところで機械を止めて、カットします。 すごいです!
たたんで、ビニールでつつんで、シールをはったら、
完成!
なんだか傾いてるよ!と思われましたか。
はい、もっていく途中で一度倒れていましたよ。
起毛が終わったら、縮んだ生地の幅を出す準備として、
霧吹きをして生地を落ち着かせます。
シュー
シュー シュー
菅野さんが、やってくれてます。
軽々と、手際よく、
ばさっと、ビニールをかけて、
できあがり。
ビニールにくるんで、一日以上寝かせます。
プリントが終わったら、ネル独特のふわふわな肌触りのため、起毛します。
四号!
四号のそばには、いつも浜端さん。
四号を動かすことのできるのは、浜端さんだけなのです。
この針だらけのロールがスピーディーにまわり、毛をかいていきます。
両面ネルは、両面なので生地を反対にしなきゃいけません。
このひっくり返すだけの機械も動かしながら、4号も動かします。
大忙しです、浜端さん。
そうなんです。四号のそばには、いつも、浜端さん。
もう終わっちゃったので、来年まで会えません。
お元気ですかー。
型替えの、いちばんしんどいところとは、新しい型の準備です。
クレーンみたいなのがなくて、直接もちあげなきゃいけなくて、
それがめちゃめちゃ重たいので・・・
せーのっ!と、息を合わせて、
一気に差し込まなくてはいけないのです。
しかも、型にはこんなに細いミゾがありまして
ここをかませながら差し込まなきゃいけないのです!
難しい!!
だから、うまくかみ合ってなかったときは、
こうやって途中でひっかかってしまうのです。
そしたらなかなか抜けません。
こまったときは、リーダー増野さん!!
こりゃ抜けんな。
たたこうか。
ハンマーで、とんとんとたたいたら、
そのあと動いて、無事に差し込めました。チームワーク抜群です!