あまり柄を出しすぎるとよくないことを、昨日はじめて知ってしまいました。
細かく説明しすぎてました。正直に。やってしまいました。
原画とかストーリーは、なんらかの形にして、見てもらえるようにまとめられたらいいなあと考えています。
もう半分は出してしまっているので、今回はすべてご紹介してしまいます。
WTN-004 デジタルフラワー2
WTN-007 RIVER
WTN-008 やまなみ
WTN-006 水面
WTN-005 静寂
これらの柄は、デジタルの表現に挑戦したもの、トレンドカラーを意識したもの、ちがう画材を使ったもの、
いつものスケッチそのままのもの、いろいろあります。どれも実験的です。
私の目標は、流行に関係なく、100年たっても愛される定番の柄を作ることです。
だから自分一人だと、トレンドにあわせたり、機械にあわせた作り方には挑戦していないと思います。
でもやってみると、それなりに柄になって、それを見て喜んでくれる人もいるし、表現の幅もひろがります。
会社で生地を作らせてもらうことは、ほんとうにありがたいことです。
ニット素材に対して、伸びる。柔らかい。やさしい。包み込む。そんなイメージをもちました。
ですので、そういうかんじになるような柄を選びました。
WTN-014 デジタルフラワー1以外のニットの柄を紹介します。
WTN-010 くも
寒い冬の空の雲は、グレーなことが多くて。
冷たい空気は澄んでいて、薄いイエローの日差しがうっすら雲間から見えた日の、スケッチからです。
原画、
WTN-011 たんぼ
一面のたんぼに囲まれた建物の中に入った次の日に描いた、スケッチからです。
原画
ゆがんでいるので、送りつけが大変でした。
でも、ゆがんでいるから、ニットにあうとおもったのです。
WTN-013 雨の音
雨のスケッチはよくするのですが、このときは音だけを聞いてかいてみました。
原画
WTN-015 みどりのじゅうたん
和歌山のジェラートやさんに連れて行ってもらったときに、
食べたところの足下に、ふわふわとした草がぎっしり生えていたときの柄です。
ブロッコリーではありません。
原画
これはスクリーンプリントでやってもらったので、ちゃんと色分解してもらったので、
原画とちょっと感じかわってます。
WTN-012 染玉
この柄のもとになったのは、会社のラベルデザインの最初の方で、
にじみながら染まる雰囲気のラベルを作るときにパソコンで描いたときのものを使いました。
制作途中のボツラベル。
ラベルでは使われなかったけど、こんなにニットと相性が良くなるなんて。
人生、どのタイミングで良い出会いがあるかわからない、ってことですね。
今日は、和歌山にくる前にできた柄の、紹介です。
WTN-002 もんきちょう
井の頭公園で目の前をもんきちょうがものすごいひらひらさせて目の前を飛んでました。
そのあとすぐにスケッチしたものからつくりました。
これは、傘にして展示しようとおもっているのです。
実物はまだ出来てないのですが、イメージとしてはこんな仕上がりになるはず。
原画。ほとんど、このまんまです。
WTN-017 プール
私は水の中が好きで、プールが好きでした。前に泳いでいる人のキックの泡がぶくぶくと見える時、
泳いでいる手を止めて、よく、泡に見とれてしまってました。
原画。ほぼ、このまんまです。
WTN-016 キラキラ
キラキラは、生き方も人柄も大好きな美容師さんと、一緒に仕事をして生まれた柄です。
毎日の暮らしにあるキラキラとした瞬間を、おすそわけする、というコンセプトで作りました。
コンセプトがしっかりあると、けっこうまよってまよってたどり着くこともあります。
さまようスケッチ。
だんだん近づくスケッチ
なんとかおちつく原画。ここからもいろいろさわりました。
美容師さんは、とっても素敵なコンセプトで、大阪で雑貨のお店もされています↓
なんばパークス5階にお店がありますので、ぜひいってみてください!
テキスタイルネット展では、RIVER の柄を展示します。
この一週間は、柄の説明をしていこうかなとおもっています。
まずは、本社のエントラス用に作った柄からのものをご紹介します。
これは柄番です→ WTN-001 あじさい
今の入り口の手前の柄です。
傘も、もっていきます。
もととなったスケッチ。
アクリル絵の具で、半円を重ねていって
3つのあじさいを。黄色をいれたりいろいろ試した結果、今の柄におちつきました。
WTN-014 デジタルフラワー1
あじさいのひとつ前の、入り口のディスプレイです。
後ろっかわの柄を、ニットでプリントしたものを今回はもっていきます。
これはそのまんま、花の写真で作ったコラージュの柄をまず作り、
そこから柄にあったデジタル加工を施したものです。
とにかく派手にしなきゃとおもって、こんなかんじの、とんでもなく詰め込む感じから始まりました。
ここから、よくいまのとこまで落ち着いたなあとおもいます。
人生どうなるかわからないものですね。